M&A・事業承継

一社でも多くの中小・小規模企業の存続と成長に貢献する

年々増加する中小・小規模企業の休廃業・解散

中小・小規模企業の倒産は年々減少しています。2008年の1万5千件をピークに2016年には8千4百件となっています。一方、資産超過のまま事業を終える休廃業・解散は、2016年には2万9千件となり過去最高を記録しています。廃業した企業の50.3%は、黒字のまま事業を終えています。そのうちの32.6%は、生存している企業よりも利益率は上回っています。次代に事業を承継しないまま優秀な中小・小規模企業が、減少しつつあります。(数値は中小企業白書2017より)

事業を承継する上で、中小・小規模企業の経営者が最も困っていることの一つとして、後継者問題があります。65歳以上の中小・小規模企業経営者が全体の約4割を占め、数年以内に多くの中小・小規模企業が事業承継のタイミングを迎えると予想されています。国内企業の2/3は現時点で後継者が決まっていないといいます。既に多くの国内企業が、事業承継の問題を抱えていることが明らかになっています。

日本企業の99.7%を占める中小・小規模企業は、地域経済や地域の雇用を担う重要な存在です。優秀な中小・小規模企業は、後継者選びに苦労し、休廃業・解散が増加しているという厳しい現実に直面しています。

中小・小規模企業のノウハウを次世代に

成功イメージ

経営環境が目まぐるしく変化し、労働人口が減少し続けていく状況下では、「親族が事業を承継すること」が、必ずしも正しい選択肢とは限りません。創業者よりも優れた後継者でなければ、生き残れない時代となりつつあります。しかし、大手企業とは違い、中小・小規模企業には次世代を託すことができる優れた後継者は、少ないのが現状です。仲介業者に依頼しようにも敷居が高く、しかも、中小・小規模企業だという理由で依頼をなかなか引き受けてくれない、といったお悩みを多数いただいています。

「M&Aや事業承継は大手企業の話。うちには関係ない、縁のないこと」

中小・小規模企業経営者の多くが、このように考えています。
M&Aや事業承継は、本当に大企業にしかできないものなのでしょうか。

事業承継がみんなを幸せにする

起業してから10年後の存続率は、わずか10%未満といわれています。20年後、30年後となると、その中でもほんの一握りしか残っていません。長い間、事業を続けている企業には、経営者が自覚している以上に「秘めた強み」が備わっています。日本経済の基盤を支えている中小・小規模企業こそ、次世代へスムーズに事業承継を行うことが求められているのです。

経営者の想いや取引先との信頼関係、蓄積された技術、人材の育て方、経営に関するさまざまなノウハウなど、今まで築き上げてきた財産がたくさんあります。私たちは、それらの貴重な財産を未来に残していかなければならないと考えています。これから何年も継続する企業になるためには、どこかのタイミングで事業承継の実行を視野に入れる必要があります。

会社の進退が、経営者だけではなく社員やその家族、また、お客様や取引先など、周りのすべての関係者の人生を大きく変えてしまいます。経営者にとっても企業にとっても最適な形で、会社を次世代へつないでいくこと。これが、すべての関係者に幸せをもたらすのです。

100年企業と呼ばれるたくさんの中小・小規模企業を

フォーバルグループは創業以来、中小・小規模企業の皆様と共に歩んできました。なかでも、約2万社に対し提供している企業経営支援サービス「アイコン」は、定期訪問を通じて経営にまつわる多種多様な「よろず経営相談」を受け付けています。年間延べ20万人の経営者に向き合ってきた実績の中から得たノウハウや技術、知識をもとに、それぞれの会社の実情に応じた最適な手段や相手先を提示することで、マッチングの実現が可能です。

全国の企業経営者が幸せなリタイアを迎えられ、経営者の夢や思い、絆を次世代につなぎ、100年、200年と続く企業になっていけるよう支援することが、私たちの使命だと考えています。

フォーバルの事業承継支援